SHINZOUだ。
「老後も働いて社会貢献!」なんて寝言を言っている奴は、今すぐ顔を洗って出直してこい。
国が仕掛けた「在職老齢年金」という日本最大級のトラップ。それに気づかず、「給料+年金=バラ色老後」を夢見て再雇用にしがみついた65歳のおじさんたちが、今、銀行のATM前で次々と卒倒している。
労働の対価が「時給350円」になり、元部下にご機嫌取りをするだけの「ボランティア地獄」。
だが、これは他人事じゃない。お前の隣の席の「働かないおじさん」も、実は心の中で泣いているのかもしれない。今日は、そんな皮算用が崩壊した一人の男のブラックコメディを見てもらおう。
第1章: 65歳の皮算用「俺はまだ現役だ!」
田中昭夫、65歳。元中堅商社の猛烈営業部長。
昭和の荒波を「根拠のないバイタリティ」だけで乗り切ってきた男だ。
「定年? 引退? バカ言え。俺の営業トークはAIにだって負けんよ」
再雇用の契約書にハンコを押した時、田中の頭の中は甘い皮算用で満たされていた。
再雇用での給料は月25万円に下がる。だが、65歳からは満額の年金が月15万円入る。
合計40万円。現役時代には及ばないが、住宅ローンも終わっているし、妻と月一で温泉旅行に行って、孫に小遣いをやるくらいは余裕だ。
「ガハハ! まだまだ若いモンには負けんぞ!」
新しい、少し安っぽい生地のスーツに袖を通し、田中は意気揚々と出社した。
朝のコーヒーの香りも、どこか誇らしげだった。
この時までは。
第2章: ATM前で響く「俺の金返せ!」の絶叫
そして迎えた、運命の「給料日&年金支給日」。
田中は昼休みに会社の近くの銀行へ走った。通帳を記入する機械音「ジジジ...」が、勝利のドラムロールに聞こえるはずだった。
記帳された数字を見た瞬間、田中の動きが止まった。
時が止まるとは、まさにこのことだ。
「……は?」
給料は入っている。問題は年金だ。想定していた額より、明らかに、圧倒的に少ない。
震える手で、自宅に届いていた年金事務所からの「振込通知書」をカバンから取り出す。
そこには、無機質な明朝体でこう書かれていた。
【支給停止額:〇〇万円】
「て、停止ィィィ!?」
銀行のロビーに田中の悲鳴が響き渡る。
慌ててスマホを取り出し、指を震わせながら検索窓に打ち込む。
画面に表示されたのは、国が決めた冷酷なルール。
「給与(ボーナス込)と年金の合計が基準額(50万円)を超えると、超えた分の半額を年金からカットする」
田中は現役時代のボーナス実績などが計算上の給与額(総報酬月額相当額)を押し上げ、見事にカット対象になっていた。
「俺が汗水流して稼いだ金だぞ! なんで国に没収されなきゃならんのだ!」
銀行の冷房が、冷や汗をかいた田中の背中を冷たく刺す。
頭の中で計算していた「温泉旅行」の映像が、ガラガラと崩れ落ちていった。
怒りのやり場を失った田中は、深夜のダイニングで恐ろしい計算を始めた。
「働いて稼いだ給料」から「カットされた年金額」を引き、純粋に「働くことで増えた手取り額」を算出。
それを、月の労働時間(160時間)で割る。
電卓を叩く音が、静まり返ったリビングに響く。
パチ、パチ、ターンッ!
液晶画面に表示された数字は、田中の思考を完全に停止させた。
350
「さ、さんびゃく...ごじゅう...円...?」
高校生のコンビニバイトの半分以下。
翌日、会社での田中の顔は、悟りを開いた仏像のように無になっていた。
「あ、田中さん。悪いけどこのエクセル、今日中に直しといて。あ、関数壊さないでくださいね(笑)」
かつて自分が怒鳴りつけて育てた元部下(現課長)が、面倒な雑用を押し付けてくる。
以前なら「なんだその口の利き方は!」と怒鳴り返していただろう。
だが今の田中は、ただ虚空を見つめて頷くのみ。
(はい...承知しました...私は時給350円のボランティアですから...)
キーボードを叩く指が重い。
蛍光灯の光が、やけに白々しく書類を照らしていた。
SHINZOUの深掘り分析
いいか、笑い事じゃないぞ。
これが「在職老齢年金」という名のトラップだ。
国は「高齢者も活躍を!」と言うが、本音は「年金を払いたくないから働いてくれ」だ。
田中は制度を知らなかったために、貴重な老後の時間を「国への寄付」に費やすことになった。
「じゃあどうすればいいんだ!」
答えはシンプルだ。年金と給料以外の「収入の柱」を持つしかない。
株や投資信託の利益は、いくら稼いでも年金カットの対象外だ。
田中はもう手遅れだが、まだ現役のお前には間に合う道がある。
給料の一部を「投資信託」に回し、自分だけの年金を作っておくことだ。
そうすれば、会社にしがみついて時給350円でプライドを切り売りする必要もなくなる。
🚀 老後ボランティアを回避せよ
「NISA」なら利益が出ても年金は減らされない。
松井証券なら、100円から投資信託が始められる。
知識ゼロでもロボアドバイザーが勝手に提案してくれるから、
田中みたいな「計算弱者」でも安心だ。
※まずは口座開設してツールを触ってみろ。
やらなきゃお前も「時給350円」予備軍だ。
必ず日本年金機構の公式サイトまたはお近くの年金事務所で確認してください。
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👤 この記事を書いた人
SHINZOU(しんぞう)
不動産業・便利業ブロガー。
投資歴35年。金融・不動産の国家資格に加え、建物(電気・給水)から庭、船舶まで知り尽くした「暮らしと資産のスペシャリスト」として、きれいごと抜きの現実を発信する。
※本記事は、実際の制度や事例を参考にしたフィクション(ブラックジョーク)です。
※年金の支給停止額は個人の標準報酬月額や年金加入期間等により異なります。正確な金額は年金事務所へお問い合わせください。

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