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50代の「金・老後・孤独」をきれいごと抜きで語る。投資歴35年・SHINZOUが、5chの絶望と哀愁を“生存戦略”に変える、大人のための経済エンタメブログ。

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    【爆死】退職金2000万が半年で消滅。「俺のラーメン屋」を開業した55歳・元営業部長の末路

    誰もいないピカピカのラーメン店内で、カウンターに突っ伏して頭を抱える55歳の店主。「シーン...」という描き文字が静寂を強調している。

    サラリーマンなら一度は夢見る「自分の城」。

    「嫌な上司に頭を下げるのはもう御免だ」「俺のこだわりを詰め込んだ店を持ちたい」。その気持ちは痛いほどわかる。だが、現実は甘くない。

    飲食店の3年以内の廃業率は70%とも言われる。特に危険なのが、退職金を全額突っ込んでしまう「ド素人のこだわり開業」だ。

    今日は、営業部長としてのプライドを捨てきれず、半年で資産を溶かした男の末路を見てもらおう。

    第1章:「俺の接客なら客は来る」という慢心

    佐々木達也(仮名・55歳)は、食品商社の営業部長だった。

    長年、接待で多くの飲食店を見てきた自負があった。「最近の店はなってない。俺ならもっと気の利いたサービスができるのに」

    役職定年を前に、会社の人事評価に不満を抱いていた彼は、早期退職を決意。退職金2000万円に加え、貯金500万円を合わせた計2500万円を元手に、「究極の醤油ラーメン屋」を開業することにした。

    「味はもちろん、空間が大事だ」

    彼は内装に異常なほどこだわった。一枚板のカウンター、特注の有田焼のどんぶり、ジャズが流れる高級スピーカー。
    初期費用だけで1200万円が消えたが、彼は自信満々だった。

    「本物がわかる客だけ来ればいい。一杯1200円でも、俺の『おもてなし』があれば行列ができるはずだ」

    第2章:オープンバブル崩壊と「勘違い」

    オープン初月。店は連日満員だった。

    会社時代の部下、取引先、友人がお祝いの花を持って駆けつけたからだ。
    「さすが佐々木部長!」「こんな店持ちたいですよ!」

    佐々木は白い調理服に身を包み、高揚感に浸っていた。「見たか、会社の人事部。これが俺の実力だ」

    だが、地獄は2ヶ月目から始まった。

    知人の来店が一巡すると、客足はパタリと止まった。ランチタイムのピーク時でも、客は1人か2人。
    理由は明白だった。味は「普通」なのに値段が高い。そして、駅徒歩15分という立地の悪さ。

    だが、元営業部長のプライドが邪魔をして、彼は「味の改善」ではなく「精神論」に走った。

    「アルバイトの挨拶がなってないからだ!」「もっとビラを配れ!」

    客のいない店内で、佐々木の怒鳴り声だけが響く。バイトは次々と辞めていった。

    暗い厨房で、大量に残ったラーメンスープを排水溝に捨てている店主の手元。湯気とともに2000万円が消えていく。

    (第3章:スープと共に流れた老後資金)

    開業から半年。

    通帳の残高は、まさかの「数十万円」になっていた。毎月の赤字は50万円超。運転資金として残しておいた金も底をついた。

    今日も、朝5時から仕込んだスープを、夜10時に排水溝へ捨てる。

    「……もったいない」

    このスープは、ただの汁じゃない。俺の退職金だ。俺の老後だ。
    ザザザァーッという排水音だけが、静まり返った店内に響く。

    家では妻が「だから反対したのに!」と泣き崩れている。来月の家賃が払えない。再就職しようにも、55歳・飲食未経験の元部長を雇う会社などない。

    ピカピカの一枚板のカウンターに突っ伏し、佐々木は嗚咽した。

    「俺は2000万円払って……地獄を買ったのか……」

    SHINZOUの深掘り分析

    いいか、現実はこれだ。

    会社員が勘違いするのは、「会社の看板」を「自分の実力」だと思っていることだ。
    営業部長としてチヤホヤされていたのは、お前に魅力があったからじゃない。お前の後ろにある「会社の発注権限」に魅力があっただけだ。

    それを脱サラして裸になった瞬間、お前はただの「こだわりの強い頑固オヤジ」になる。

    飲食は「FLコスト(食材費+人件費)」と「家賃」の戦いだ。
    退職金という虎の子を、回転率の悪い内装や食器に溶かすなんざ、自殺行為に等しい。

    「客が来ない店」で一人、時計の針を見つめる恐怖。
    上司に怒られるストレスの比じゃないぞ。あれは、魂が削られる音だ。

    💀 読者への問いかけ

    お前の中に、「いつかカフェでもやりたい」なんて甘い夢はないか?

    その2000万があれば、S&P500で年4%で回せば月6万の不労所得だ。
    汗水たらしてスープを捨てるのと、どっちが幸せか……一度冷静に考えてみろ。

    👤 この記事を書いた人

    SHINZOU

    SHINZOU(しんぞう)

    🏠 宅地建物取引士 💰 FP3級 ⚡ 第二種電気工事士 🚰 給水装置工事主任技術者 🏺 古物商許可 🌿 庭園管理士 🚢 小型船舶2級

    不動産業・便利業ブロガー
    投資歴35年。金融・不動産の国家資格に加え、建物(電気・給水)から庭、船舶まで知り尽くした「暮らしと資産のスペシャリスト」として、きれいごと抜きの現実を発信する。

    ※本記事は、実際の事例や掲示板の投稿を参考にしたケーススタディ(フィクション)です。
    ※経営判断は個人の責任において行ってください。

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